例えば⽩菜の廃棄物で作った素材は、コンクリートの約４倍*の曲げ強度を誇ります。厚さ5mmで30kgの荷重に耐えることができ、将来的には建材などへの使⽤も期待できます。
*原料となる⾷材によって強度は異なりますが、⾼強度の⾷材で補強するなど組み合わせも可能です。

⾷品廃棄物は、焼却の際のCO2排出や灰の埋⽴など様々な環境問題を抱えています。
肥料・飼料化する場合にもコストがかかり、経済的なリターンはあまり得られないのが現状です。
それだけでなく、食品廃棄物にも農家や食品加工者、飲食店の方などの想いがあり、現状では、ゴミとして処理され、私たちには届きません。
私たちは⾷品廃棄物を原材料として再利⽤し、暮らしに役⽴つ新素材として価値を⽣み出すことを⽬指しています。

原料となる⾷品廃棄物によって、様々な⾊や⾹りを楽しむことができます。将来的には「⾷べる」ことも視野に⼊れて研究を進めており、例えば調味料を混ぜ合わせて味付けを楽しむこともできます。